「乙女ゲームのヒロインですけど、悪役令嬢のことが好きじゃダメですか?」
乙女ゲーム「Revolution」の世界にヒロイン、レイ=テイラーとして転生した社畜OL、大橋 零。
彼女の推しは攻略対象の王子様たちではなく、悪役令嬢のクレア=フランソワだった。
クレアのいじわるを嫌がるどころか嬉々として受け入れるレイ。
巻き込み系主人公が送る、異色のラブコメの始まりである。
こじらせた愛をレイに向けられた悪役令嬢、クレアの明日はどっちだ?
変化球な悪役令嬢シリーズ第二弾です。
普通とは少し……ほんの少しだけ違う悪役令嬢モノをお楽しみ頂ければと存じます。
※2019年2月26日よりGL文庫様より★書籍化★されております。
※2020年6月18日より百合姫様で★コミカライズ★されております。
※本作には百合・ガールズラブ要素が多分に含まれています。
※本作は女性主人公ですが、男性読者様にもお楽しみ頂けると存じます。
※420万PVありがとうございます。今後とも、拙作をよろしくお願いいたします。
※本作品はツギクル様、カクヨム様、PIXIV様、MAGNET様でも掲載しております。
公爵家の令嬢として生まれたクリスティーナは、ある日屋敷に引き取られ養子になった妹と対面することで前世の知識を得る。その知識により、この世界が妹のミシュリーをヒロインとした物語に収められることになることを知った。その物語の中でクリスティーナは悪役令嬢としてヒロインとなる妹をしいたげる立場にあったのだが、実際のクリスティーナはそんな知識は関係ないと妹を思う存分かわいがるシスコンと化していた。
けれども、そんなクリスティーナもいつの日か気が付くことになるだろう。
最愛の妹の最良の幸福は、思い出した知識のストーリーの結末にこそあるのだ、と。
それに対してクリスに訪れるのは、処刑か、自殺か、島流し。前世のストーリーに沿えば必ず訪れる悪役令嬢としての破滅の選択肢を知っても、きっと彼女は迷わない。
すべては、妹の幸せのために。
これは自分の運命を顧みず、妹の幸せのためにいつかは悪役令嬢になるシスコンな公爵令嬢の物語。
※PASH! ブックス様で書籍化しました