ありがちなファンタジー世界に転生したことに気付いた男がいた。

彼は思う。

「勇者を導く師匠ポジこそが至高！」

そして(いるかどうかも分からぬ)勇者が(いるかどうかも分からぬ)魔王を倒す偉業を成し遂げる物語に少しでも関わるため、トンチキな方向性に鍛え上げた剣を今日も振るい、弟子を増やしていく。

「誰が主人公ポジかも分からんし、取り敢えずそれっぽいのに関わりまくったら誰かが偉業を成し遂げて師匠スゲーってなるはず！」

このお話は、主人公の師匠的ポジションで悦に入るためだけに斜め上の努力を続けるトンチキな男と、それに脳を灼かれてしまった弟子達の物語である。

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こういう勘違いもの好きやねんという自分の性癖を詰めこんだだけの息抜き作品です。
メインで更新しているものの息抜きで思いついた場面を書き散らすだけのものなので不定期更新の上にページ当たりの文字数もバラツキます。

外道クズ最低男が、命が軽すぎる世界で死から逃れるために強そうな子供を騙して利用しようとする話。

「俺（を守るため）についてこい」
「その娘は俺の物だ」
（いくらでも足になるんで、戦闘はお任せします）

なお、なんとか見つけた子供は『賢者』と『勇者』と『聖女』で、そのせいで世界的な組織から追われることになるものとする。

ｎ番煎じ。最強の弟子と最弱の師匠のお話好きすぎて書いてしまったが、なんか最早別物になってる……なぜぇ？

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　　　　……運営、ありがとう。