『帝国軍最強の魔導士』と呼ばれ、単身で戦局を打開できる男。 絶大な魔力で敵をなぎ払う様は、まさしく『悪魔』そのもので、敵味方から恐怖される存在だった。 しかし、そんな彼にも苦悩はあった。
「――なぜ、私はこんな格好をしている!?」
男の姿はなぜかダークエルフの少女そのものだった。 『神』は男に『最強の魔力』と『人の心を読む』能力を与えたが、それでは詰まらないと『女』へ転生させたのだ。
この物語は完全無欠の社畜がダークエルフとなり、異世界で成り上がっていく過程を記録したものである。