厳しくも温かく見守ってくれた両親。慕ってくれる従者たち。尊敬できる兄に、可愛い弟。そして何よりも、一人の女のとして誰よりも愛している婚約者である王太子。
心優しい公爵令嬢、シャーロット・ハイベルは、故国であるグランディア王国で最も輝かしい未来が約束されている少女だったが、父である公爵が叔父夫婦の忘れ形見である従姉妹のリリィを引き取ってからというもの、その人生の全てが狂わされていった。
リリィの気を惹く時間を作るために質実剛健だった学友たちは義務や職務を放棄し、家族や従者もシャーロットに冷たい視線を浴びせ、代わりにリリィを過剰なまでに可愛がる。
そして誰よりも愛する王太子すらもリリィに心変わりしてしまい、シャーロットは館の片隅にある狭く薄暗い部屋へと追いやられて虐げられ始めてしまう。
悲観に暮れるシャーロット。そんな彼女の前に、一匹の傷ついた魔物が現れて……。
「命の恩の代わりに、俺がアンタを虐げる奴を皆ざまぁしてやるよ」
これは異世界で魔物に転生した日本男子高校生がレベルを上げて物理でざまぁし、やがて異世界中でもざまぁする物語。
この作品は、僕の短編である「好きの反対は無関心とはよく言ったもの」をベースにしております
皆様の応援のおかげで、日間総合ランキング7位になりました。
物語の進行に伴い、「冤罪を被せられた令嬢の為なら、俺は最強の魔物になれる」からタイトルを変更しました。
※書籍化してます! 1巻発売中です!
気付けば私は宝箱型のモンスター--ミミック--になっていた。
しかも、周りはモンスターだらけのダンジョンだし、たいした説明もなく地下一階に配置されるし!
もう何がなんだかって思ってたら、いきなり冒険者がやってきた。
もちろん手も足も出ない。宝箱だから!
けど、どうにか逃げだそうと必死になって擬態スキルの“?”を発動させると、なんか手足が生えてきた!
……いや、それでどうしろと?
手足が生えた程度で高レベル冒険者にかなうわけないじゃん!
と思っていたら、なぜか急に冒険者たちが仲間割れを始め、生き残った盗賊が私に向かってこう言ったのだ。
「すばらしい」
これは、ミミックになっちゃった女の子が、たぐいまれな美脚を手に入れたことで、異世界で成り上がっていくお話----
●角川スニーカー文庫より書籍版発売中!
●月刊ガンガンJOKER誌上にてコミカライズ連載中!
5000年生きたドラゴンといえば大層な響きだが、そのドラゴンはいたって人畜無害な草食のそれだった。
しかし無駄にでかい図体と風格のせいで魔王軍の幹部と誤解され、近くの村から生贄の少女が捧げられる。
基本的に臆病かつ気弱なドラゴンは少女を追い返そうとするが、やけに気合いの入った生贄少女はなかなか引いてくれない。
やむをえず「じゃあお主の魂ちょっとだけ食ったから、それでもう帰って」と方便で告げたところ、思い込みの激しい少女はそれでドラゴンの眷属になったと誤解してしまう。
そしてあろうことか、彼女は誤解のままに妙な力を発揮し始め――無力なドラゴンは何の間違いか、魔王軍に反旗を翻すことになる。
反旗も何も、最初から部下でも何でもなかったのだけれど。
☆ニコニコ静画でコミカライズ公開中です!
http://seiga.nicovideo.jp/comic/34701
トカゲを助ける際に車にひかれてしまったエンラ。そんな彼は女神と出会い、【ショッピング】というスキルが与えられ、トカゲの赤ん坊に転生することになった。その時点では弱かったが、スキルを活用して敵に勝ち続け、ドラゴンへと進化を果たす。一気に強くなった彼はそのスキルを使って周りの動物達と仲良くなりつつ、気ままに生活を送ることにした。※10話まではドラゴンに進化するまでのサバイバル編。それ以降はオオカミや鷹などと一緒にのんびり過ごしていきます。【ショッピング】スキルで日本の食べ物を買って、動物達と一緒に味わったり、時には材料を買って自分で料理を作ったり。たまに敵対する相手が出て来たら、魔法やスキルを買って対抗したりします。2020年12月下旬まで毎日20時投稿&完結予定。
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。
※本編完結しました(2016年12月30日)。外伝も完結しました(2017年6月30日)。
※書籍版がアース・スターノベル様から発売中です。書籍化に伴うダイジェスト化はありません。
※瑚澄遊智先生によるコミカライズもコミックアース・スター様から発売中です。